***

MQ-60 改造例-1(フロービス)


☆ 回路図 
MQ-60ジャンクの改造です。電源トランスは前回SQ-38F改造と同じタンゴST-230でその他はLUXのままです。
出力管は6B4GT(6B4G傍熱タイプでSYL製)を試してみました。 
ビーム管を3結に内部接続した物で、カソードはヒーターの7ピンに繋がっています。
ヒーター電流は実測1.2Aと多目です。
カソードとヒーターが内部で繋がっている為、ヒーター接続に苦労します。
今回6.3Vが4回路あり個別にそれぞれ接続し 
前段は36Vを整流する事にしました。よって前段はヒーター12Vタイプを4本使用
(12AT7*2本、12AU7*2本に決定) 
出力管は自己バイアス、前段は一般的なムラード反転回路、NFBは6dB、
スピーカーのインピーダンス切り替えスイッチは省きました。  
☆注意箇所 
 1、入力回路(VR250Kと33Kとシールド線)は元から付いていた物を使用した為、
   シールド線のシールドは初段目のカソードへ接続する。
   シールドをアースに接続すると高域特性が悪くなる。
 2、倍電圧のコンデンサーで100uF/250Vはマイナス側にも+180V位かかる為、
   露出部や外周にはテーピングをする事。
 3、+B電圧が少し低目の為、ドライブ電圧に余裕なしです。
   +B3は135~145V位に収まるように220K2Wを調整 
 4、ボンネットによる安全スイッチは取り外しました。火傷等の注意が必要です。 
☆製作 
 1、シャーシを全てバラし、又 ブロックコンデンサーの小さいタイプは現在入手できない為、
   37φの穴あけ加工。 
 2、電源トランスの取付け穴を少し丸やすりで広げる。シャーシは錆びていた為、再塗装。 
 3、ラグ端子は今回タレット用穴空きボードで加工しました。 
☆ 特性 
   ◎6B4Gと6B4GTは特性的には似ています。歪み率は球によってバラつきます。 

☆ 写真 
***
***
***
***
***
***
***

製作メニューへ戻る