46 シングルアンプ製作例(フロービス)
☆ 46/246は第2グリッドを第1グリッドに接続すると3極管B級動作になり、
プレートに接続すれば3極管A級動作になります。
動作例は Vp250V、Vg-33V、Ip22mA、RL6.4KΩ、Pw1.25W
FE-12Sは7Kが有り問題ないのですが、XE-20Sは5KΩまでしか無く、
各タップの電圧を測定して見ました。 周波数1KHz、無負荷状態で
1-8(1V)、1-10(0.7V)、1-11(0.6V)、
1-12(0.5V)、8-11(0.4V)
この電圧は巻き数比と同じで、3.5K時1-11(0.6V)で、
8-11端子のインピーダンスは 3.5K × (0.6/0.4)二乗=7.8K
8-11端子を約7.5Kとして使用。U-808は適当なタップがなく無理でした。
プレート電圧250V+バイアス電圧33V=283Vの電源を取り出すには、
250~270Vタップで整流すれば良いのですが290Vの為、
抵抗でドロップさせるか チョークインプットにする方法を考えましたが、
今回はコンデンサーインプットの容量を少なくして電圧を調整しました。
1uFは600V以上のフイルムコンデンサーを使用。尚 電解コンデンサーは使用できません。
初段目は6SL7等が使い易いですが、変わった形状(ドアノブ管)717Aの
3結動作に決めました。 回路は単純で難しい箇所は無いと思います。
ソケットを横置きにして46の見栄えの良い位置にしましたが80の挿入時には
PIN穴を間違わない様に注意してください。ソケットの形状から間違った位置でも入ります。
☆ 回路図
基本回路
OPT変更
☆ 配線図は省略します。
完成写真
◎ 特性
Excelデーター
◎ OPT特性
Excelデーター
☆ 高能率のスピーカーと組み合わせれば十分な音量で鳴ります。約70年前に作られた球音に満喫。
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