D130+075システム(フロービス)
☆JBL D130を過去に使われた方、また現在も使用している方は非常に多いと思います。
今更 特性など測定の必要は無いですが、ネットワークとマルチアンプの差を
確認する為に調べて見ました。
☆測定器は以前SH-8000を使っていたのですが、今回パソコンを使用しました。
ソフトはTrue RTA で数年前に手に入れたものです。
パソコン内部のマイクアンプを使用するとノイズが入る為、外部マイクアンプを自作
(ICアンプのキットをBOXに入れた物で、電源は006P使用)
パワーアンプもICで自作。出力は1~3W位
(ツィーターを測定する場合 間違っての過入力を避ける為)
ダンピングファクターは、10Hz~20KHzまで10以上
(小さいとスピーカーのインピーダンスが周波数の変化に伴い変動し、音圧も変動する為)。
マイクはSH-8000のものを使用。
◎測定は機器や環境等の誤差を多く含み参考程度に見てください。
☆測定器のデーター
☆JBL N2400についてJBLホームページより見つけた回路です。
◎JBLは時代により16Ωから8Ωに変わっています。図は8Ω仕様です。
☆ N2400の測定データー
LowはLCによる-12dB/oct、HiはCだけの-6dB/oct。
☆ D130+N2400の測定データー
☆ 075+N2400の測定データー
◎手持ちの075は16Ωの為、Cを6μF→3μFに変更して測定。
☆ D130+075の合成した特性
☆D130のインピーダンス測定
☆ D130のインピーダンス測定データー
マルチアンプによる特性
☆ D130+075(マルチ 2500Hzクロス)測定データー
◎測定結果
マルチアンプとN2400(自作)は似通った特性で、075はカットオフが約2500Hzで
2500Hz以下は同じです。2500~5000Hzもレベルが低い為、
5000Hz以上での使用がデーター上良いと思います。
マルチアンプの場合2500Hz、3500Hz、5000Hzを試してみましたが
それぞれ一長一短あります。
JBLのスピーカーは同じ品番でも16Ωと8Ωがあり、それに合わせたネットワークが必要になります。
その点マルチアンプはレベル合わせのみでOK。
真空管アンプの場合Low側のウーハーはインイーダンスを合わせる事が必要、
Hi側のツィーターは8-16Ωが、アンプは8Ωで可能。
1950-60年代 JAZZにはD130の反応の早い軽いタッチと075のシンバルは最高です。
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