JBLシステムの感想(フロービス)
☆D130+075 /2305
D130+075はJBL入門タイプとして長い間 親しまれた組み合わせです。
クロスは2500Hz/12dB
音色は軽くて立ち上がりの早い低音と、エネルギッシュな高音で上手くバランスが取れます。
D130にはベストマッチと思います。
2305は最初175DLHから色々なバージョンが出ましたが、音質は独特な蜂の巣のプレートにより
ドライバー(2425J)を変えてもホーンがマスクして抑え込み同じ様に思えました。
クロスは1200Hz/12dB
私の思う音質は残念ながら この組み合わせからは得られませんでした。
D130のエネルギーとマッチせず、ツィーターを追加しても中域に不満が残ります。
ネットワークを使って D130のハイカットを6dBにして変則なクロス
(JBLのネットワークには時々見かけます)を試すと良くなるかも知れません。
☆2220+HL89
2220は先程のD130に良く似た傾向ですが、より引き締まった切れの良い低音で、
HL89+2440の煌びやかな中高音、ツィーターは2402で かまぼこ特性の高能率タイプに設定。
50~60年代のジャズに限ればベストマッチです。
☆2235+HL89
先の2220を2235、ツィーターを2405に変更。
中域のレベル合わせが重要です。(15~20dB位下げる必要あり)
先程の組み合わせに比べると、正反対でドンシャリになったような気がします。
モニター的でもなく、PAでもない、暫くは楽しめます。
☆2235+2397
ホーンを2397に変えると中高域が押さえられた分しなやかな鳴り方に変わります。
モニター用としても十分で聞き疲れしない音です。
ツィーターは2405で決まりです。
☆2235+2380A
ホーンを2380Aに変えると今までのJBLホーンらしくないソフトな音に仕上がりました。
時代的にもこの組み合わせが自然かもしれません。
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