6BM8プッシュプルアンプ製作例(フロービス)


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☆ 回路構成 
 ◎出力部 
  6BM8、ヒーター電圧変更で8B8が使用できます。
  出力部を3極管接続にして、無帰還、無調整の為 各所電圧チェックのみで問題なく動作します。  
  出力トランスOPTは8K~10Kであれば他の物でも使用できます。 
 ◎前段 
  簡単な差動型です。 電源変動によるドリフトの打ち消し効果は、プッシュプルアンプの長所です。
 ◎電源部 
  シリコンによる両波整流です。同時にマイナス電源も取り出しています。 
 ◎その他 
  ヒーターは出力管のカソードよりヒーターバイアスをかけてハムノイズを低減しています。
  8B8は8.2V/0.6Aの為、5V巻線+2.5V巻線で供給出来ます。

☆ 回路図 
画像データー
☆ 配線図 
1, 電源、アース回路
2, 高圧、整流回路
3, ヒーター回路
4, 電圧増幅回路
5, 出力回路
☆ 完成写真 
 裏面
 OPTのリード線を端子受けに変更(回路変更時に対応する為)しましたが、する必要はありません。 

☆ 動作確認 
1、配線は電源トランスの180Vタップ2箇所のみ残す。
2、電源スイッチを入れヒーターの点灯を確認する。異常があれば直ちにスイッチを切る。
  ヒューズが切れた場合はAC100V回路とヒーター回路を再点検。 
3、異常が無ければ、電源トランスの180Vタップ2箇所を接続し、もう一度ダイオード、
  電解コンデンサーの極性を確認。
4、電源スイッチを入れ異常が無いか目、耳、鼻で確認。異常があれば直ちに電源を切る。
5、異常が無ければ、各所電圧測定。AC100Vの変動により多少違っても特に問題なし。

☆ 特性
出力は3Wと少ないですが、3極管接続プッシュプルの無帰還による音を確認してください。 
Excelデーター

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