6SN7GT プッシュプルアンプ製作例(フロービス)


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☆ 回路構成 
 パワーは少ないですが、直線性の良い6SN7GTを使ってみました。 
 1本当たりのプレート損失は5Wの為、プレート電圧が300Vの場合 16mA以下にバイアスの調整が必要です。 
 6SN7GTA/GTBの場合はプレート損が大きい為 もう少し多く流せます。
 今回電源電圧が少し高くなり(負荷電流が少ない為)抵抗などで下げる方法もありますが、
 固定バイアスにして 1本当たりの電流を10mA位に絞りB級寄りな動作にしました。
 (カソード抵抗10Ωの両端で電圧測定。100mVで10mA) 
 負荷は16Kで、OPTの4Ω端子からスピーカー8Ωへ接続。
 前段部は前回同様の12AX7による差動型です。NFBは約6dB。 

☆ 回路図 
画像データー
配線上6SN7のグリッド抵抗の位置が図面と異なっています。 
また電流値が10mA±3mAに収まらない場合 RC 15KΩを調整してください。
☆ 配線図 
1, 電源、アース回路
2, 高圧、整流回路
3, ヒーター回路
4, 電圧増幅回路
5, 出力回路
☆ 完成写真 
 裏面

☆ 特性
出力は3~4Wと少ないですが、特性は良好です。 
カソード抵抗の電圧(6SN7の電流)で近い値の球を選別しペアーにしてください。多少アバウトでも可。
Excelデーター

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