6W6/12W6GT プッシュプルアンプ製作例(フロービス)
☆ 回路構成
12W6GTは6W6GTのヒーターが12.6Vタイプで12L6GTなど同類です。
スクリーン電圧がMax165Vの為、パワートランジスターでSgの電圧を調整。
球のバラツキ等で、電流が多い(カソード電圧が12Vを超える)場合
パワートランジスターのベース電圧調整用47Kの抵抗を加減してください。
またゲインが高い為、前段は12AX7の作動回路とし、出力段はSgの規格によりULに出来ない為
カソード帰還をかけました。 ループのNFBは約4dBと少な目です。
☆ 回路図
画像データー
☆ 配線図
1,
電源、アース回路
2,
高圧、整流回路
3,
ヒーター回路
4,
電圧増幅回路
5,
出力回路
☆ 完成写真
裏面
☆ 特性
出力は約10WでNFBが少ない為、球により歪は異なります。
カソード抵抗270Ωの両端電圧で近い値の球をペアーに選別すればOK。
全段プッシュプル構成の為、電源変動によるフリッカーノイズは殆どありません。
12W6GT/USAは真空管の良き時代に生産された球で、現在も安価に入手可能です。
Excelデーター
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