2A3 シングルアンプ製作例(フロービス)
☆ 初段目6SL7回路変更
ドライブ電圧を上げる為電圧を上げると、SRPPではヒーターとカソード間の
耐圧がヒーターバイアスを掛けても オーバーする危険があり 一段増幅+直結カソードフォロアーに
変更しました。 これにより歪打消しもしやすくなります。
☆ 長所
①出力インピーダンスがAC/DC共に下がる。(古典管などグリッド電流の流れやすい球にはお勧め、
又 グリッド電流が流れだすまでドライブできパワーアップが可能)
②ブロッキング現象の緩和。(大きな信号でクリップするとグリッド電流が流れて
カップリングコンデンサーに充電され、一時的にバイアスが深くなり信号がマスキングされる)
③6SL7が傍熱管の為、立ち上がりが遅く、2A3はカットオフから徐々に電流が流れる。
☆ 短所
①-100V~-200Vの電源が必要 (今回は70V巻き線が出ている為、問題なし)
②固定バイアスとして6SL7のカソード電圧+2Vが掛かる為、その分自己バイアス用の
カソード抵抗を大きくする。 (750Ω+2V÷0.06A=783Ω)
☆ 回路図
基本回路
OPT変更
☆ 配線図
1,
電源、アース回路
2,
高圧、整流回路
3,
ヒーター回路
4,
出力回路
5,
電圧増幅回路
6,
完成写真
◎ 特性 (球により歪率は異なります)
Excelデーター
☆前回と同じ球での測定です。少しですがパワーアップ、周波数特性も高域が伸び、
歪も前段とマッチしたのか下がりました。 歪みの打消し作用は初段目のプレート抵抗やカソード抵抗で
調整できますが、今回は2A3のバラつきにより調整できませんでした。
製作メニューへ戻る