6AS7 / 6080シングルアンプ製作例(フロービス)


***

☆ 回路構成 
出力管 6AS7G/GA、6080 A/Wなどが使用できます。
電圧増幅管 6AG7、6AK7など
今回はシリコンダイオードで整流し高い電圧を得ています。1N4007を2本入れたTubebase使用。
6AS7Gのドライブ電圧が90V位必要な為、6AG7に高電圧を供給しています。
又 6AG7のプレート電圧が170V~180V位になる様、
スクリーングリッドの抵抗470Kを調整してください。(390K~560Kで調整)
カップリングコンデンサーは0.047μFと小さくして低域カットしてます。
6AS7Gは双3極管(真空管の内部に2つのユニットが入っている)でパラ接続にて使用。
カソードは個々に3KΩ20Wの抵抗を接続(手持ちの1.5KΩ10Wを直列に使用していますが
全部で8本になる為、アルミ板加工して取り付けました。)
カソード電圧は40mAで120Vになりますが、真空管により±10V位のばらつきがありますが
問題ありません。出力インピーダンスは2.0KΩに接続(OPTの⑤に出力端子から接続)
指定なき抵抗は1/2W 5%のカーボン抵抗使用 
部品の種類にはこだわらず、手持ちの物を御使用ください。

☆ 回路図 
画像データー

☆ 配線図 
1, 電源、アース回路
2, 高圧、整流回路
3, ヒーター回路
4, 出力回路
5, 電圧増幅回路
6, 完成写真 

☆ 調整 
6V6アンプ参照

☆ 備考
NF量は約3dBでダンピングファクターはON-OFF法で約3です。
6AS7Gの動作電圧が低い為(330V-120V=210V)出力が小さくなりました。 
又 バイアスが深い為、カソード抵抗より熱が多く出ます。実験で半固定バイアス方式にしても 
(70Vを整流して6AS7Gのバイアスにー50V位をグリッド抵抗に接続)
ドライブ電圧不足が発生して、出力は少しアップしますが歪が多くなり 
電源電圧がもう少し高ければ改善されると思います。
◎ 特性 Excelデーター

製作メニューへ戻る