6T10 シングルアンプ製作例(フロービス)
☆ 回路構成
今回はラインアンプ付きでCDなどから直接入力できる回路にしました。
出力部は コンパクトロン(12pin下付け用金メッキソケット入荷済)の6T10で
ヒーター電圧違いの10T10、12T10でもトランスのヒーター回路変更で使用出来ます。
(5V+5V巻き線で10V、6.3V+6.3V巻き線で12.6V)。
6T10は出力用5極管と電圧増幅用5極管が内部に入っていて電圧増幅用5極管を3極管接続にしました。
意外と歪みの多い球で低減させる為、今回出力トランスのSG巻き線から電源を供給して負帰還(約5dB)と
歪みの打消しをしました。
又 ゲインが私のスピーカーでは高すぎた為、OPT二次からカソードへの負帰還(約5dB)も併用しました。
ゲインが低く感じる場合はRnfを取り外すか、大きな値に変更すればOKです。
バランス用のボリュームはMN型が良いのですが、入手が難しい為、今回B型を使用しています。
ラインアンプ部は12AU7のSRPPにしました。球のゲインは約10倍ありますが、
バランスにB型を使用した為、トータル半分の5倍になります。
整流管は5Y3GTを使用しました(傍熱管の場合電圧が高くなるので、抵抗で調整すれば使用出来ます)
5W4GTでもOKです。メーターは付ける必要はありません。
☆ 回路図
画像データー
☆ 配線図
1,
電源、アース回路
2,
高圧、整流回路
3,
ヒーター回路
4,
出力回路
5,
ラインアンプ回路
6,
完成写真
☆ 調整
6V6アンプ参照
☆ 備考
シールド線の良い物が入手できない場合、市販のピンコードを切って使用出来ます。
但し熱に弱いので瞬時の半田付けが必要です。
測定はラインアンプ部をキャンセルして6T10のみのデーターです。
ダンピングファクターはON-OFF法で約4です。
◎ 特性
Excelデーター
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