真空管アンプのトラブル対策(フロービス)


☆ハム対策

アンプの電源を入れるとブーンとハムノイズが大きく出る場合。
通常はスピーカーから離れると聞こえないレベル。高能率なスピーカー程 
大きく聞こえ対策が必要です。 
◎ヒーターからのハムノイズ対策は
1、初段目の球を換えてみる。(ハムノイズは球により異なります)
2、ヒーター回路にハムバランスを入れ調整、又は中点を固定しアース。
3、ヒーター回路に+30V位の直流バイアスをかける。
4、カソードにバイパスコンデンサーを入れる(NFBやゲインの再調整要)。
5、プリアンプは勿論、メインアンプも初段目のヒーターを直流電源から供給する。

☆NFBを掛けると発振する

1、OPTが異なる場合は、先ずNFB抵抗を回路から切り離す。 
  またパラに位相補償用のコンデンサーが付いている場合は それも外す。
2、無帰還状態で発振しない事を確認し、NFB抵抗を5~10倍の大きな抵抗値で仮接続し 
  以前より信号(音)が小さくなれば、配線は正常と思われNFBの量を調整する 
  (NFB量を減らす。抵抗値を大きく設定し、位相補償用のコンデンサーは小さくする)
3、信号が大きくなる場合は正帰還の為、シングル時はOPTの2次側 0Ωと8Ωを逆に接続する 
  プッシュプル時はOPTの1次側 P1とP2を入替える(ULの場合はSG1とSG2も入替える)
  (出力管のG1を入替える方法もあります)
4、OPTが同じで発振する場合は出力管のG1やPの配線をチェックする。

☆自作したが 鳴らない、歪む、おかしい など

★回路名と症状等を教えてください。
 出来る範囲でアドバイス致します。
★どうしても解決できない場合 
まずはメール等でお問い合わせください 

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