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5998プッシュプルアンプ製作例(フロービス)


 5998は双3極管で1本でプッシュプルでき2本分 空穴になりました。
 体裁の為、4本取付て片方のユニットを遊ばせる事も可能です。

☆ 回路構成 
 ◎出力部
  自己バイアス方式で多少ユニット間でバラツキがあるのでバランス回路を追加しました。
 ◎前段
  一般的なムラード回路です。
  12AU7のSRPPと12AU7の位相反転 
 ◎電源部
  整流管は5998のSTタイプを使用する場合は5U4Gで外観を揃えましたが、
  少し電圧が高くなりRX50Ω10Wで調整しました。
  5998Aの場合は5AR4で280Vタップから整流すればOKです。

☆ 回路図 
 画像データー
☆ 配線図 
1, 電源、アース回路
2, 高圧、整流回路
3, ヒーター回路
4, 電圧増幅回路
5, 出力回路
☆ 完成写真 
 裏面

☆ 動作確認 
  6L6参照 
☆ 調整 
  5998のカソード電圧が40V位(40mA)にバランス用ボリュームで調整
 (プレート損失は各ユニット13Wの為、50mA位までならOK)
  40mA流れない場合はカソードの抵抗を820Ωなどに下げて調整 

☆ 備考
 負帰還は少量(約3dB)で、ダンピングファクターはON-OFF法で約4です。
 0.1μFのみの負荷時に100KHz以上でピークが出た為、出力16Ω端子に位相補正しましたが 
 通常は無くても問題ないです。
 電流のバラツキを修正する為、バランス回路を付けましたが、無くても特性は余り変化なしでした。
 カソード抵抗を1.2K-10Wに変更すれば、極端な場合を除き バランス不要でOKと思います。
◎ 特性 Excelデーター

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