KT88/EL34 トライオード プッシュプルアンプ製作例(フロービス)
☆ 今回は出力管を差替え変更できる様に負帰環を少なめにし、3結(トライオード接続)で
ダンピングファクター保ちました。
球はKT88/6550A、EL34/6CA7、が差替え可能です。
(前回より1ピンと8ピンを接続済です)
☆ KT88UL接続との変更箇所
◎出力部
SGとP間に100Ω2Wの抵抗を接続する。
◎前段
NF抵抗を2.7Kから3.3K、位相補正 積分回路250pF+5.6Kから
100pF+10Kに変更。
◎電源部
EL34はKT88よりバイアスが低い為、VR調整が出来ない場合
RA2.2Kから4.7K、RB22Kから15Kに変更する。
☆ 回路図
画像データー
☆ KT88/6550A
NFBは約6dB、出力も軽いAB2動作で30Wは出ました。
ダンピングファクターは約4です。
◎
Excelデーター
☆ EL34/6CA7
NFBは約8dBでKT88より感度が少し高いです。
◎
Excelデーター
☆ 球を差し替える場合はバイアス用VRを左一杯に回し(バイアスを深くして電流を絞る)
ヒーターが温まった後、調整してください。
KT88の場合はアイドリング電流 50-60mA、EL34は40-50mAが適当です。
☆ 私がアンプ作りを始めた頃はKT88など高価で買える品物ではありませんでした。
現在はChina、Russia、JJなど多種類安く出回っています。又 トランス類は容量が合えば、
手持ちの物を利用しても低帰還の為、特性等に問題は無いと思います。
尚 トップの写真はGEの6550Aです。
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