845 シングルアンプ製作例(フロービス)
☆ 今回は電源トランスが入手出来たのを機会に新しく作り変えました。
◎ 主要パーツ
1、電源トランス : タンゴ MS-UVD
2、チョークコイル : MC10-200D (LC10-200Dが代用できます)
3、出力トランス : XE-20S/又は5KΩ位で100mAを流せる物
4、シャーシ : タカチ SRDSL-20HS (450x300x68mm)
◎ 部品取付け時の注意箇所
電源電圧を今回は500Vに設定
(通常の場合845は1000Vでの動作が殆どですが、アマチュアには危険な為 お勧めできません)
370Vタップをブリッジ整流すると約500Vになり、ケミコンの耐圧が500Vでは心配な為、
コンデンサーを直列に接続して高耐圧にしています。よって400Vタップを使用。
(以前は550WVなども販売されていましたが、今は500Vで耐圧を超えるとリークする物もある様です)
☆ブロックコンデンサーを直列に接続すると、高圧側のマイナス部に半分の電圧が掛かる為、触らない場所に取付ける。
又 取り付け金具の周りは絶縁テープを3回以上巻く事(セロハンテープでも可)
845のソケットはM4用スペーサーのL=50mmを使用(5cm落とし込み)
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加工図見本(PDF)
◎回路構成
12AU7のSRPPと6CS7t1の直結による2段増幅で6CS7t2のカソードフォロアーによるドライブ構成です。
(6CS7は複合管でトライオード1とトライオード2に分かれます)
※845の場合は12BH7などが使用できますが、次回の211とのコンパチを考慮して6CS7に決めました。
初段目のヒーターは整流しました。(ノイズ低減の為) 又 845のヒーター整流において
10000uFを2個使用(1個ではリップル電流で過熱が心配な為)
845のプレート電流は約90mAに設定 (500V × 90mA=45Wでプレート損失は余裕ですが、
OPTの容量も吟味して)
初段目の電源はツェナーで110Vに安定化しました。(次段と直結の為)
NFBは軽く約3dBです。
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回路図
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上部写真
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後部写真
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下部写真-1
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下部写真-2
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下部写真-3
☆ 備考
◎ 特性
Excelデーター
845の良い特性が、低電圧でも確認出来ました。
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